わたしと技術とマネジメント、およびゲーム

ゲーム制作記アンドゲーム随筆

ンゴを語尾につけるのが流行っていると聞いて

甥っ子がようやくしゃべるようになった。3歳なのでかなり遅いようだが、一安心。もともと英語と数字が好きでかなり脳みその中身が気になっていたが。

 

さて、最近ニュースになっている「ンゴ」について。

 

発祥がどことか、元ネタはなんだとかは語る気はない。詳しくは、あの大型掲示板の野球に詳しい方が大勢いらっしゃるところで確認してください。

 

言語というのは生き物で、瞬く間に進化(退化も?)していく。特にネット社会になって面白そうだ、と思ったものはおそらく数時間もあれば日本全土に届くだろう。

 

「ンゴ」が女子大生の間で流行るのも無理からぬ話だし、それに嫌悪感を覚える人間がいるのも事実だ。キラキラネームのように時代の流れに合わせるものと抗うものがいる。それはいつの時代も同じことだろう。

 

俺が生きてきた中で最も好きな言葉。それは

 

チョベリバ!!

 

幼いながら衝撃を受けた。なんと美しい言葉だろうかと。

この音の響きも素晴らしいし、なんかもうとにかく「ヤバい!」イメージが伝わってくると思う。

 

この言葉を知らない健全な方々のために説明しておくと「超ベリーバッド」の略で今でいう「さいあく~」である(超ベリーグッド、チョベリグもある)。

 

この言葉は当然死語であるが、俺は時々使っている。そして滑る。

ただ、この言葉はあの夏目漱石でも作ることはできなかっただろう。そもそも名詞にしかつかない「超」をあろうことか英語の、しかも”副詞”につけやがったのである。どういう思考回路なんだ!昔の女子高生は!

 

時に言語はルールさえ変わっていく。俺のように固い頭では、超ベリーバッドのような柔軟な言葉を生み出すことはできない。夏目漱石と同列、という意味ではなく。

 

しかし、今の世の女子はより良い写真を生み出すことに注力している。夜にプールに入って顔を濡らさないように頑張っている。驚くような色をしたアイスクリームを撮影している。言葉に関心がいかず、「ンゴ」のように輸入に頼っている現実があるように思う。

 

俺はチョベリバを生み出すような女子の誕生を今後も期待している。

 

 

ドミンゴ ザ・グレイテスト・ヒッツ50

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